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防犯カメラ・ITVカメラ・CCTVカメラ関連ニュース

自転車盗県内多発ランキング/カメラの有無で明暗

香川県警がまとめた2011年の自転車盗難被害多発駐輪場ランキングによると、被害件数が前年に1位だったJR坂出駅が6割超減少し、4位へと好転した。同駅を含め、10年以降に防犯カメラ20+ 件を設置した4駅は大幅に改善がみられた。1位は防犯カメラ20+ 件が未整備のJR丸亀駅で、前年に比べ4割増となり、防犯カメラの有無が明暗を分けた格好となった。

 ランキングの発表は09年から実施。自転車利用者の多い駅周辺やショッピングセンター(SC)、スーパーなどを対象に調査した。

 地元自治体が防犯カメラを設置したJR坂出駅は前年比42件減の24件。JR金蔵寺駅は同8件減の7件で、前年の12位から25位に下がった。JR善通寺駅は前年の5件からゼロになった。県警が防犯カメラ20+ 件付き緊急警報装置を設置した琴電一宮駅は、同25件減の6件で前年の4位から34位となった。

 ランキングの上位をみると、1位のJR丸亀駅は同16件増の52件で、前年の3位から上昇。2位は前年と同じゆめタウン高松で27件(前年比20件減)、3位はJR宇多津駅で26件(前年比増減なし)だった。

 自転車盗について、県警は「足代わり」「自分も盗まれたのでやった」など、罪の意識が低いケースが大半とみている。

 上位10カ所で被害に遭った自転車の施錠状況をみると、駅は「施錠あり」が105件で、「なし」は68件。一方、SCでは「施錠あり」の19件に対し、「なし」が45件と大きく上回った。

 県警は「自転車を置いて長時間離れる駅に比べ、SCは『ちょっとだけなら大丈夫』と考える人が多いのではないか」と分析。被害防止の対策としてツーロック(二重施錠)の徹底を挙げ、「目立たずに短時間で盗みたいという心理に対し、効果が高い」としている。 
 記事 四国新聞社